−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,381.6 - 6.9 シカゴ大豆 2025/11 1,056.00 +20.00 NY銀 2025/ 9 3,807.9 +30.6 シカゴコーン 2025/12 411.75 +7.75 NYプラ 2025/10 1,358.9 +17.3 NY原油 2025/10 63.52 +0.81 NYパラ 2025/ 9 1,115.70 -5.70 ドル・円 148.35 +0.94 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は148円台半ばまで上昇 NY為替市場はドル高が優勢となり、ドル円は148円台を回復。この日発表の米経 済指標が予想を上回る内容となったことがドル高の背景。 8月調査の米PMI速報値が強い内容となったことから、短期金融市場では、22日 のパウエル議長の講演を前に利下げ期待が後退。9月FOMCでの利下げ期待の確率は 指標発表前の80%程度から73%程度まで低下。また、年内の利下げも2回を完全に 織り込めないでいる。 明日のパウエル議長の講演は市場が期待しているほど、早期の追加利下げを許容する 内容にはならないのではとの見方もある中、本日の為替市場はポジション調整が出てい たようだ。ドル円はストップを巻き込む形で一時148.40円近辺まで上昇。 米司法省の高官がクックFRB理事の不正住宅ローン借入疑惑で調査を開始したこと をパウエル議長に書簡で伝えるとともに、クックFRB理事を理事会から外し、辞任促 すよう要求。それを受けてドル円は伸び悩む場面もあったが、終盤にかけて買い戻しの 動きを続けていた。 ◎NY貴金属=金が反落、米製造業PMIの上昇が圧迫 ニューヨーク金は反落、銀は続伸。 金12月限は反落。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に 入ると、下げ幅を拡大した。日中取引では、押し目を買われたが、8月の米製造業購買 担当者景気指数(PMI)の上昇を受けて戻りを売られた。 銀9月限は押し目を買われたが、ドル高に上値を抑えられた。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反落。 プラチナ10月限は続伸。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州 時間に入ると、下げ幅を拡大した。日中取引では、押し目を買われると、8月の米製造 業購買担当者景気指数(PMI)の上昇を受けて上値を伸ばした。 パラジウム9月限はドル高や米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退を受けて 売り優勢となった。 ◎LME=アルミ・銅は買い戻しで小幅続伸、ニッケルは反落 アルミ3カ月物は小幅続伸。2577ドルで小高く取引を開始した後、中国の景気刺 激策を受けたアジア株高や銅の堅調な値動きから浮上し2584.50ドルの高値に達 し、高値を離れた後も2577ドルを支持線とした高もちあいとなった。欧州の時間帯 に値位置を落とし2568.50ドルの安値を付けた後、2570ドルを前後で推移し たが、米国の時間帯に地合いを引き締め引けにかけて上値を探る動きに転換。終盤に 2594.50ドルの高値に達し、2600ドルが抵抗線になり、上げ幅を縮小した が、小高く引けた。 銅3カ月物は小幅続伸。9721ドルで小高く寄り付いた。中国当局による景気刺激 策への期待感が高まるなかアジア株が堅調となったことを受けて9732ドルまで浮上 した後、値位置を落としたが、9710ドルを支持線にした高下となった。欧州時間に 軟化し、一時は前日の安値に迫る9673ドルまで下落。米国の時間帯を迎えると買い 戻す動きが広がり、終盤にこの日の高値となる9746.50ドルまで浮上。高値では 転売が見られたが、プラスサイドを維持して終えた。 ◎NY原油=続伸、米ロ首脳会談の成果に不信感 ニューヨーク原油の期近は続伸。 数週間以内にプーチン・ゼレンスキー会談が開催されてウクライナ戦争が終結し、和 平が成立することが期待されているものの、ウクライナの安全の保証を巡り、ロシアの ラブロフ外相は「ロシアの意見が反映されるべきだ」と主張しており、首脳会談を実施 する以前に、和平への合意条件が成立していないことが露呈した。トランプ米大統領 が、英独仏はウクライナに自国の地上部隊を展開したいと考えており、これはロシアに とって問題になるとは思わないとの認識を示したものの、認識のズレは明らか。米ロ首 脳会談の内容は公表されておらず、ウクライナ領土の割譲、ナチズムの排除など、成果 は不明。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油高に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=続伸、強気な米純輸出成約高を受け買い優勢に 大豆は大幅続伸。 米農務省(USDA)が発表した週間純輸出成約高が強気な内容だったことを受けて 買い優勢となった。中国当局による景気刺激策への期待も買い支援要因となった。11 月限は一時は7月3日の水準まで上昇する大幅高となった。 コーンは続伸。 米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高が大幅増となったことが好感された。 USDA週間純輸出成約高が前々週、前週と強気な内容が続いていることが買いを支 援。12月限はこの日の上昇で8月5日以来、上値抵抗線としてきた410セントを上 抜いた。 MINKABU PRESS
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