【場況】 金が続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高一服が支援 要因になったが、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられた。銀もニューヨーク高を 受けて上昇した。 午前11時3分現在の前営業日比は、金標準が25〜75円高、金ミニが24.0〜 72.0円高、ゴールドスポットが284円高、銀が0.1〜2.5円高。 午前11時3分現在の出来高は、金が1万5748枚、金ミニが5214枚、ゴール ドスポットが265枚、銀が2枚。 【NY金は米FRB議長の利下げ示唆が支援】 金はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の利下げ示唆が支援要因になった。米 FRB議長はジャクソンホール会議の講演で、雇用への下振れリスクの高まりに言及 し、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに着手する可能性を示唆した。た だインフレは引き続き脅威であり、今後の利下げは「慎重に進める」という認識を示 し、利下げを確約するには至らなかった。今週は7月の米個人消費支出(PCE)価格 指数の発表がある。 トランプ米大統領は22日、 ウクライナ和平に向けた進展がなければ2 週間以内に ロシアに制裁を科すと警告し、米アラスカ州で行ったロシアのプーチン大統領との会談 から1週間が経過しても具体的な動きが見られないことにいら立ちを募らせた。3者会 談に向けた動きを確認したい。 金先限は1万6101円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因になった。円相場 は1ドル=147円台前半で円高が一服した。銀先限は180.0円に上昇した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、軟調。前週末の海外市場では、パウエル米連邦準備理事会 (FRB)議長の利下げ示唆を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の 3367.04ドルから、ドル安一服を受けて売り優勢となった。 午前11時現在、3362.57ドルで推移、銀は3880セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が3326.34ドル、銀が3794セント。 MINKABU PRESS
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