NY原油市況=続伸、プーチン・ゼレンスキー会談は依然として未定

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/10     63.88       65.10       63.53       64.80        + 1.14
  2025/11     63.46       64.60       63.11       64.31        + 1.08
  2025/12     63.09       64.20       62.80       63.92        + 1.02
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              576,771             1,918,084    ( + 10,837)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/09     234.75    + 3.94
                            2025/10     234.27    + 3.87
         改質ガソリン       2025/09     214.83    - 1.02
                            2025/10     199.17    - 0.21
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は1.08〜
1.14ドル高。その他の限月は0.66〜1.02ドル高。
 トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会
談を調整し始めたと発表しているが、プーチン・ゼレンスキー会談が開催される気配は
なく、ウクライナ和平を巡る不透明感が広がっている。ロシア側はこの会談の前提とな
る条件が整っていないとしているほか、大統領選挙を見送っているゼレンスキー氏をウ
クライナの正当な指導者とは認めていない。25日、トランプ米大統領は最近プーチン
大統領と話したと述べており、プーチン大統領はゼレンスキー大統領のことを好きでは
ないとの認識を示した。
 来月から米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利下げを開始する見通しであること
も支援要因。関税政策を背景にインフレ圧力が再び高まっているものの、高水準の金利
負担が後退する可能性がある。
 米国が麻薬カルテルへの対抗を目的にカリブ海南部へ軍艦を派遣するなか、ベネズエ
ラとの衝突が警戒されていることも下支え要因。トランプ米大統領はマドゥロ・ベネズ
エラ大統領を世界有数の麻薬密売人と批難している。
 改質ガソリンの当限は続落。ヒーティングオイルの期近は反発。需要期を通過し、ガ
ソリン相場の推移は重い。
 時間外取引で10月限は堅調。通常取引開始後は65.10ドルまで上げ幅を拡大し
た。ただ、上げ一服後はやや押し戻された。
今日の材料
・金総書記と適切な時期に会談する=トランプ米大統領
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