22日はパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)講演を受けて米金利低下・ドル安 が進行していたことが金相場を押し上げていたが、週明け後は米金利上昇・ドル高とな り、金相場は上げ一服となった。何か目新しい売買材料が浮上した訳ではなく、持高調 整が中心になっている。今週は29日に7月PCEデフレーターの発表を控えており、 そこでインフレ環境が利下げ対応を支持しているのかを見極めたいとのムードが支配的 になっている。 一方、引け後にトランプ米大統領は、米連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事 を解任した。今後はクック理事が解任を受け入れない場合には、法廷闘争に突入する。 いずれにしてもFRBの独立性を損なう動きとして注意が必要だが、これで米国債やド ル売りの動きが加速すると、安全資産である金市場に対する買いが膨らむ可能性があ る。また独立性への懸念が広がらない場合でも、クック理事の後任に利下げに積極的な 人物が送り込まれれば、FRBは必要以上の利下げに踏み切りやすくなることはポジテ ィブ。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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