金・銀市況=続伸、米大統領の発言や円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,917    -28    16,172   +91  : 3,375.37    +7.59
銀          182.0    0.0     182.9  +2.2  : 3,874.00   -20.00
プラチナ     6,303      0     5,893   -96  : 1,340.83   -19.71
パラジウム   5,300      0     5,300     0  : 1,095.13   -30.20
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.67   +0.57  ユーロ・ドル相場   1.1626  -0.0093
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【市況】
 金が続伸。円安を受けて買い優勢で始まったのち、円安一服が圧迫要因になったが、
ドル建て現物相場の押し目を買われると、地合いを引き締めた。午後に入ると、円安再
開やドル建て現物相場の押し目を買われたことを受けて堅調となった。銀は先限が続伸
した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが35円安〜102円高、ゴールドスポットが105
円高、銀が変わらず〜2.2円高。
 推定出来高は、金が2万2281枚、金ミニが8424枚、ゴールドスポットが
1118枚、銀が2枚。
【金は米大統領の発言で押し目を買われる】
 金先限は1万6190円まで上昇した。ドル建て現物相場の堅調や円安が支援要因に
なった。円相場は1ドル=147円前後まで円高に振れたのち、クック米連邦準備理事
会(FRB)理事の発言を受けて円安が再開した。
 米大統領がクック米連邦準備理事会(FRB)理事解任を表明したが、同理事は拒否
した。司法省の住宅ローンに関する調査を待つことになりそうだ。また米国のハイテク
企業に打撃を与えるデジタルサービス課税に対する報復措置として、追加関税および先
端技術や半導体に対する輸出規制を課す可能性を示唆した。一方、中国商務省の李成鋼
国際貿易交渉代表が今週、米国との貿易協議のためワシントンを訪問する見通しとなっ
た。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米連邦準備理事会(FR
B)の9月利下げ観測を受けて押し目を買われたが、ドル高を受けて上げ一服となっ
た。アジア市場では、朝方の3354.76ドルから、3351ドル台に下落したが、
米大統領がクック米連邦準備理事会(FRB)理事を解任したことや、デジタル課税を
巡って輸出制限や関税を警告したことを受けて押し目を買われ、3385ドル台まで上
昇した。午後に入ると、クックFRB理事が自身を解任する権限は米大統領になく、辞
任するつもりはないと表明したことを受けて上げ一服となったが、3370ドル台で押
し目を買われた。
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