[今夜の視点]海外原油=続落か、積極的に買う手がかりは見当たらず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.02ドル安の63.23ドルで
推移。本日これまでのレンジは63.15〜63.46ドル。
 今晩の海外原油は続落か。米ロ首脳会談を経てもウクライナ戦争の停戦見通しは限ら
れており、停戦要求に応じないロシアに対して米国が経済制裁を強化し、インド以外に
も二次関税を拡大する可能性はあるが、昨日のトランプ米大統領の発言にも積極的に買
う手がかりは見当たらず、昨日の軟調な動きが継続しそうだ。
 トランプ米大統領はロシアに対する強力な経済制裁を引き続き検討しているという
が、インドに対する高圧的な対応を中国にも適用するわけにもいかず、現実的な措置は
不透明である。インドと中国はロシア産原油の大口輸入国であるものの、中国との対立
拡大が金融市場の混乱を招くことは明らかだ。ウクライナ戦争の原資となっているロシ
アの石油供給を止めるすべは見当たらず、月末にかけてどっちつかずの展開が続くか。
<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
【納会】--:-- 金 2025年8月限(COMEX)
【納会】--:-- 銀 2025年8月限(COMEX)
【納会】--:-- 銅 2025年8月限(COMEX)
【納会】--:-- プラチナ 2025年8月限(NYMEX)
【納会】--:-- パラジウム 2025年8月限(NYMEX)
【納会】--:-- 天然ガス 2025年9月限(NYMEX)
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