●論点解説穀物、コーンは9月修正高あるのか=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 穀物相場は3連休を前に安値修正の動きを強めた。豊作環境の売りが一服しつつある
中、徐々に値固めから修正高が打診されている。積極的な買い材料は乏しいが、トウモ
ロコシに関しては産地の病害報告、良好な輸出環境なども支援材料になっている。既に
ファンドは慎重に買いポジションを積み増す動きを続けているが、9月にその勢いが加
速するのかが焦点になる。
 大豆は米中通商協議の見極めが求められているが、中国による米国産大豆の買い付け
再開に関して、週末も目立った進展などは報告されていない。トランプ大統領は中国の
買い付け拡大に期待を寄せる発言を行っているが、既に中国は中南米産の大量調達を終
えており、これから米国産の買い付け余地が残されているのか、疑問視されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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