●短期見通し穀物、底入れから安値修正へ=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、400セント水準で底入れを打診しよう。豊作環境が確認されてい
るが、400セント割れからの値崩れは回避された。ネガティブ材料の出尽くしで、下
値が固まり始めている。また、輸出環境が良好なこともポジティブ。400セント水準
は値頃感のある価格と評価されている。このまま安値圏で下値を固めつつ、下げ一服感
から持高調整が進むと400セント台中盤が打診される見通し。
 大豆は、豊作見通し、輸出需要抑制に上値を抑えられる見通し。クロップツアーでも
豊作環境が確認されている。材料出尽くし感から急落リスクは後退しているが、相場を
押し上げていくテーマを欠いている。米中通商協議が注目されるが、中国の米国産大豆
購入が再開される見通しが立つまでは、安値低迷が続く見通し。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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