金・銀市況=金が大幅続伸、NY高で上場来高値を更新

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         16,474   +335    16,619  +336  : 3,488.41   +80.10
銀          179.8   +5.9     190.4  +5.9  : 4,058.00  +177.00
プラチナ     6,297    +67     6,078  +184  : 1,384.80   +32.24
パラジウム   5,300      0     5,300     0  : 1,120.50   +16.19
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    146.82   -0.26  ユーロ・ドル相場   1.1732  +0.0067
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【市況】
 金が大幅続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、利食い売りが出た
が、ドル建て現物相場の押し目を買われたことを受けて地合いを引き締めた。午後に入
ると、上場来高値を更新した。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが324〜350円高、ゴールドスポットが358円
高、銀が変わらず〜5.9円高。
 推定出来高は、金が5万8908枚、金ミニが1万4782枚、ゴールドスポットが
2629枚、銀が8枚。
【金先限は上場来高値を更新】
 金先限は上場来高値1万6619円を付けた。ニューヨーク高が支援要因になった。
円相場は1ドル=146円台後半の円高に振れた。銀先限は7月22日以来の高値
190.4円を付けた。
 米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しなどが支援要因になった。またトランプ
米大統領のクックFRB理事の解任騒動でFRBの独立性に対する懸念が出ていること
も買い要因である。さらに米控訴裁判所は米大統領が国際緊急経済権限法(IEEP
A)に基づき関税を課す権限はないとしており、関税に対する不透明感も出た。一方、
中国の習近平国家主席は、の上海協力機構(SCO)首脳会議で演説し、「米国第一主
義」を掲げるトランプ米政権を念頭に国際的な「いじめ行為」を非難し、多国間貿易体
制を守るべきだと訴えた。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は堅調。前週末の海外市場では、米連邦準備理事会(FRB)
の利下げ見通しを受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の3446.94ド
ルから、利食い売りが出たが、押し目は買われた。午後に入ると、ドル安などを受けて
3485ドル台まで上昇した。
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