原油相場は地政学環境の不安定化から支援を受けている。今週はトランプ米大統領が ウクライナ和平協議の方向性が見えてくると指摘していた期限だが、現状では和平協議 は順調とは言い難い。ロシアとウクライナの戦闘は激化しており、欧米は主に防空面で ウクライナに対する軍事支援を強化せざるを得ない状況にある。インドがロシア産石油 調達を継続する方針を示していることはネガティブだが、このまま和平協議の前進が期 待できない状況が続くと、トランプ米政権がロシア産石油に対する制裁を強化する可能 性がある。 一方、国連ではイランに対する制裁復活を巡る議論が活発化している。核合意に基づ く協議が進展していないことで、欧州3ヵ国が制裁復活を主張している。米国もこうし た動きに同調している模様だ。中国とロシアは制裁復活に反発しているが、イラン産原 油の供給不安も高まっている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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