【通貨別まとめと見通し】ユーロ円 先週のまとめ 先々週から上値を抑える172円70銭前後が重く、先週後半にかけて171円10銭台までユーロ安円高。ジャクソンホール会議を受けてドル主導の展開となり、やや様子見ムードとなった。週末から週明けにかけては上昇。月曜日、米国が祝日となる中でリスク警戒の動き一服からの円売りが優勢となった。フランスの政局混乱懸念も重石。バイル仏首相は8日に信任投票を実施することを28日に示した。野党は右派RN、左派社会党ともに不信任の意向を示しており、不信任案が可決する勢いとなっている。 テクニカル分析 - **レジスタンス**: 173.03(8月13日高値) - **サポート**: 170.94円、さらに下は169.69円 今週のポイント 5日の米雇用統計への注目が集まっている。それまでは神経質な動きとなりそう。2日の日本10年利付国債入札の好調で、円債価格が上昇(利回り低下)から円売りが出やすい地合いとなっており流れは上方向か。8月13日に付けた8月の高値173.02がターゲットとなる。 来週月曜日のフランス内閣信任決議にも注目。バイル政権がどれだけ野党側の協力を取り付けるか。不信任成立だと、政局混乱を嫌ったユーロ売りと、リスク警戒拡大の円買いからユーロ円の売りにつながりそう。 主な予定 2025/09/02 18:00 ユーロ圏消費者物価指数(HICP・概算値速報)8月 2025/09/03 16:55 独非製造業PMI(購買担当者景気指数)(確報値) 2025/09/03 17:00 ユーロ圏サービス業PMI(購買担当者景気指数・確報値) 2025/09/03 18:00 ユーロ圏生産者物価指数(PPI) 7月 2025/09/04 18:00 ユーロ圏小売売上高 2025/09/05 15:00 独製造業新規受注 2025/09/05 18:00 ユーロ圏実質GDP(確報値 MINKABUPRESS 山岡
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