大阪9月限 日経225先物 42010 -340 (-0.80%) TOPIX先物 3053.5 -31.5 (-1.02%) 日経225先物(9月限)は前日比340円安の4万2010円で取引を終了。寄り付きは4万2120円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万2085円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後につけた4万2030円を安値に下げ渋り、売り一巡後は4万2150円~4万2250円辺りで保ち合いを継続。前場中盤にかけて4万2100円をつけたが下へのバイアスは強まらず、前場終盤に4万2300円まで下げ幅を縮める場面もみられた。 ただし、ランチタイムで再び弱み、後場の取引開始直後に朝方につけた安値水準まで下げると、後場中盤にかけて4万1870円まで下げ幅を広げた。その後は4万1870円から4万1970円辺りでの保ち合いが続くなかで終盤にショートカバーが入り、辛うじて4万2000円を上回って終えた。 25日移動平均線水準で強弱感が対立するなか、同線での上値の重さが意識されてきたことで、短期的なショートを誘う形になった。終値で4万2000円は回復したものの、25日線はナイトセッションで4万2240円辺りに上昇してきており、同線とのカイ離が拡大してくることで、ボリンジャーバンドの-1σ(4万1300円)とのレンジになりそうだ。 週足では+1σ(4万2450円)を抵抗に、中心値となる13週線(4万0790円)とのレンジが意識されてくる。そのため、戻りの鈍さがみられる局面では、短期的にショートが入りやすい需給状況になりそうだ。米国では重要統計の発表が予定されているため、利下げ観測に変化が起きるかを見極める必要があろう。 さらに国内では、自民党の麻生太郎最高顧問が派閥の研修会で、臨時総裁選実施を求める考えを明らかにしたと報じられている。政局の不透明感を背景に持ち高を圧縮する動きも警戒されてくるとみられ、押し目待ち狙いのロングが入ったとしても、早い段階で利食いに向かわせそうだ。 そのため、4万2000円辺りでの押し目狙いのスタンスとしつつも、25日線突破を見極めることになるだろう。オプション権利行使価格の4万2000円を中心とした上下の権利行使価格となる、4万1750円から4万2250円のレンジを想定する。 NT倍率は先物中心限月で13.75倍に上昇した。一時13.66倍に低下し、8月6日につけた直近安値の13.69倍を割り込んだ。その後はリバランスとみられる動きにより、13.77倍まで切り返している。ボリンジャーバンドの-2σ(13.66倍)と-1σ(13.75倍)によるレンジ推移だった。直近安値とのボトム形成でリバランスが入りやすく、-1σを明確に突破してくると、いったんはNTショートの巻き戻しに向かわせよう。 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万9040枚、ソシエテジェネラル証券が1万4502枚、サスケハナ・ホンコンが4282枚、バークレイズ証券が2215枚、モルガンMUFG証券が1735枚、JPモルガン証券が1531枚、ビーオブエー証券が1109枚、野村証券が1073枚、SBI証券が936枚、みずほ証券が860枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が3万2878枚、ソシエテジェネラル証券が2万8271枚、JPモルガン証券が7800枚、モルガンMUFG証券が7383枚、ビーオブエー証券が5667枚、バークレイズ証券が5646枚、ゴールドマン証券が3342枚、野村証券が2802枚、みずほ証券が2638枚、シティグループ証券が2598枚だった。 株探ニュース
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