NY原油市況=反落、OPECプラスの中核国が増産を検討との報道で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/10     65.62       65.72       63.72       63.97        - 1.62
  2025/11     65.02       65.19       63.35       63.57        - 1.51
  2025/12     64.59       64.73       63.04       63.24        - 1.40
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              932,870             1,977,149    ( + 24,433)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/10     236.09    - 1.35
                            2025/11     234.87    - 1.22
         改質ガソリン       2025/10     201.20    - 3.08
                            2025/11     195.11    - 3.00
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月は1.62〜
1.51ドル安。その他の限月は1.40〜0.87ドル安。
 今週末7日に石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国の会合を控えて、主要
産油国が追加増産を検討していると伝わったことが重し。この会合における生産枠の据
え置きが期待されていたことから失望売りが強まった。OPECプラスの中核国は日量
220万バレルの自主減産を9月で解消することですでに合意していることから、生産
枠を引き上げる場合、日量166万バレル規模の自主減産の巻き戻しについて協議が行
われる公算。
 ウクライナ停戦が見えず、トランプ米大統領がロシアに対する警告を続けていること
は懸念要因。同大統領はウクライナ戦争についての協議を数日中に実施するほか、4日
にはウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談する見通し。仏大統領府によると、ト
ランプ米大統領とゼレンスキー氏の電話会談には、欧州首脳も加わる。ウクライナと米
国の首脳会談に欧州が割り込むことは慣例となりつつある。
 時間外取引で10月限は急落。通常取引開始後は戻りを試す場面もあったが上値は重
く、63.72ドルまで一段安となった。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油相場に連動した。
今日の材料
・米コノコフィリップス、20%から25%の人員を削減へ
・ベネズエラの体制変更に向けて完全に準備ができている=ヘグセス米国防長官
・ベネズエラの体制を変更する最終決定はトランプ大統領次第=同上
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