【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢 で始まった。その後は、円高やドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられた。パラジウ ムの商いは成立しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが50〜80円高、プラチナミニが 1.5円安〜87.0円高、プラチナスポットが9円安、パラジウムが出来ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが7456枚、プラチナミニが552枚、 プラチナスポットが483枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。予想以下の米求人件数を受けて米連 邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が高まった。一方、米地区連銀経済報告(ベージ ュブック)によると、12地区連銀の多くが、前回報告から経済活動にほとんど変化が ない、または全く変化がないとの認識を示した。4地区が控えめな成長を報告した。 8月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.0と、 前月の50.9から上昇し、12カ月ぶりの高水準となった。ただ、昨年5月以来の新 規受注増にもかかわらず、サービス業の伸び悩みが製造業の生産高改善を相殺し、わず かな上昇にとどまった。 プラチナ先限は夜間取引で2008年7月以来の高値6342円を付けた。ニューヨ ーク高が支援要因になった。円相場は1ドル=147円台後半まで円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1419.30ドルから、金軟調につ れ安となった。 午前11時現在、プラチナは1413.70ドル、パラジウムが1129.00ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1395.70ドル、パラジウムが 1131.50ドル。 MINKABU PRESS
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