金・銀市況=金が反落、下値切り上げも戻しきれず先限は小幅安で引け

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         16,862   - 13    17,027  - 25  : 3,538.42   + 2,43
銀          183.0    0.0     194.5  +0.3  : 4,086.00   + 3.00
プラチナ     6,547   -  9     6,235  + 64  : 1,407.30   +11.60
パラジウム   5,400      0     5,400     0  : 1,139.50   + 8.00
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    148.21   -0.35  ユーロ・ドル相場   1.1653  +0.0014
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【市況】
 金が軒並み反落。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高やド
ル建て現物相場の軟調を受けてマイナスサイドに転じた。先限は正午前に70円超の下
落で推移。午後に入り、下げ幅を縮小したが、利食い売りもあり、戻しきれず25円安
で引けた。夜間取引で全限月が一代高値を更新。
 銀はニューヨーク高を受けて先限が小幅高となった。8月先限を含む3本が一代高値
を更新。
 前営業日比は、金標準、金ミニが102〜13円安、ゴールドスポットが136円
安、銀が変わらず〜0.3円高。
 推定出来高は、金が3万7268枚、金ミニが1万4360枚、ゴールドスポットが
1782枚、銀が1枚。
【金先限は1万6890円まで修正安が進むも1万7000円台に戻す】
 金先限は夜間取引で1万7157円まで上昇し、先限の上場来高値をさらに更新し
た。夜間取引の後半から上げ幅を縮小し、日中取引では午前10時半過ぎにマイナスサ
イドに軟化。1万6890円まで修整安が進んだが、押し目買いで下値を切り上げ、1
万7000円台に戻した。
 金の暴騰を受け、先物市場以外にも東証に上場の金のETF(上場投資信託)、個別
株では住友金属鉱山のほか、松田産業、アサカ理研、AREホールディングスなど金関
連企業の株にも物色の対象に広がっている。金を中心に貴金属、非鉄市場全体の注目度
が高くなるなか、金市場は過熱感を帯びている。今日は日中取引で反落したが、過熱感
を冷やし、押し目買い資金を呼び込むには歓迎すべき下げ。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は下値堅く推移。きのうの海外市場では、予想以下の米求人
件数を受けて買い優勢となり、史上最高値3577.91ドルを付けた。アジア市場で
は、朝方の3557.15ドルから、ドル高を受け軟調となった。正午過ぎに3512
ドル台まで下落も、安値拾いの買いで3530ドル水準に戻した。3時過ぎに3525
ドル台に軟化したが、すかさず買い拾われ、3540ドル水準まで戻した。ドルの上値
の重いことから押し目買いが根強い。
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