国内市場は売り優勢か。2026年1月限で100〜300円安程度を想定する。 7日の主要産油国の会合を控えて売りが続いた。日量166万バレル規模の自主減産の 巻き戻しが始まる可能性がある。円相場は1ドル=148円半ばで、前日よりもやや円 安・ドル高推移。 石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国による追加増産報道について、ロシ アのノバク副首相はまだ協議していないと述べたものの、買い戻しの反応は一時的で、 海外原油は続落した。ただ、ノバク副首相の発言のように会合を控えて事前協議が行わ れていないなら、報道が先走っている印象が強い。事前の意見調整もなく、主要産油国 が会合当日に増産や減産を決定することはあまりなく、報道でその動向が伝わらないな らば、今週の増産報道はごく一部の雑音である可能性が高い。7日の会合の結果を確認 したい。 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.12ドル安の63.36ドルで 取引されている。本日これまでのレンジは63.23〜63.38ドル。 <今日の予定> ◆ オーストラリア ◆ 【経済】10:30 貿易収支 2025年7月(連邦統計局) ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】18:00 小売売上高 2025年7月(EUROSTAT) ◆ スイス ◆ 【経済】14:45 雇用統計 2025年8月(経済省) 【経済】15:30 消費者物価指数 2025年8月(連邦統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】21:15 雇用統計 2025年8月(ADP) 【経済】21:30 貿易収支 2025年7月(商務省) 【経済】21:30 新規失業保険申請件数(労働省) 【経済】23:00 非製造業景況指数 2025年8月(ISM) 【工業】9/5 00:00 週間石油統計(EIA) ◆ カナダ ◆ 【経済】21:30 貿易収支 2025年7月(カナダ統計局) MINKABU PRESS
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