金・銀市況=金が反発、現物高や円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         16,945    +83    17,088   +61  : 3,553.10   +14.68
銀          183.0    0.0     190.4  -4.1  : 4,084.00    -2.00
プラチナ     6,501    -46     6,140   -95  : 1,383.40   -23.90
パラジウム   5,400      0     5,400     0  : 1,129.29   -10.21
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    148.22   +0.01  ユーロ・ドル相場   1.1670  +0.0017
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【市況】
 金が反発。ドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建
て現物相場が堅調となったが、円安一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て
現物相場の押し目を買われたことを受けて堅調となった。銀はニューヨーク安を受けて
2月限と先限が下落した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが60〜83円高、ゴールドスポットが79円高、銀
が4.1円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が2万2013枚、金ミニが7158枚、ゴールドスポットが
655枚、銀が5枚。
【金は労働市場の減速による利下げ見通しが支援】
 金先限は夜間取引で1万7137円まで上昇した。ニューヨーク市場で押し目を買わ
れたことや円安が支援要因になった。円相場は1ドル=148円台前半で円安が一服し
た。銀先限は190.4円まで下落した。
 全米雇用報告や米新規失業保険申請件数で労働市場の減速が示され、米連邦準備理事
会(FRB)の利下げ観測が強いことが支援要因になった。ただ17日の米連邦公開市
場委員会(FOMC)では25ベーシスポイント(bp)利下げが織り込まれており、
今夜発表の米雇用統計では50bp利下げの見方が出るかどうかが焦点になりそうだ。
 一方、米司法省は、住宅ローン契約に関する不正疑惑を巡り、米大統領が解任を表明
したクックFRB理事に対する捜査を開始した。捜査の行方と米FRBの独立性の問題
も当面の焦点である。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米雇用統計の発表を控えて
利食い売りが出た。ただ労働市場の減速が示されたことを受けて押し目を買われた。ア
ジア市場では、朝方の3542.88ドルから、ドル安を受けて堅調となった。午後に
入ると、3560ドル台まで上昇した。
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