穀物4品見通し=コーンは材料織り込みで模様眺めの雰囲気が強まる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
<大豆>
 シカゴ大豆11月限は8月末まで下値支持線としていた1040セントを割り込んで
いる。
 米国の25/26年度需給は引き締まりが見込まれているものの、8月末の浮上や9
月を迎えて天候相場期を終えつつあることで強気材料には織り込み感が強い。
 米中通商協議の行方次第という側面は強いが、強弱材料を織り込んだうえ、1020
セントが近づくと買い戻されていることもあり、1020セントを下値支持線にしての
往来が見込まれる。12日に米農務省(USDA)から需給報告の発表があり、事前予
想も含め注意が必要だ。
<コーン>
 シカゴコーン12月限は8月12日に392セントの一代の安値を付けた後は上値を
探る動きが続いたが、420セント台に達したことで上げ一服とも見られる動きになっ
ている。
 9月を迎えて天候相場期から需給相場期に移行しているが、材料に織り込み感が強い
だけにもちあいへとシフトする可能性が高い。
 米産地の低温もコーンへの影響は限定的と見られるため、大口の輸出やエタノール生
産用需要の大幅増など、新たな新規材料が浮上しない限り420セント前後での小動き
となりそうだ。12日に米農務省(USDA)から需給報告の発表があり、事前予想も
含め注意が必要だ。また4日に一代安値を更新し、安値模索となった小麦の値動きにも
注意が必要だ。
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