●週間見通しゴム、持高調整が中心か=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は320円を挟んでやや底固く推移した。週前半は310円台後半で売買が交錯
したが、週後半はやや底固く推移した。特に目新しい売買材料は見当たらず、何が価格
形成の主導権を握っているのか把握するのが難しい状況が続いている。ただし、上海ゴ
ム相場がやや底固い展開になったことを受けて、OSEゴム相場も下値は固かった。原
油相場は上値の重さが目立ったが、他の産業用素材市況はほぼ横ばいだった。
 今週も方向性を打ち出しづらい。売買テーマを設定できていないため、短期筋中心の
持高調整が続きやすい。上海ゴムも特に意味なく乱高下する動きが目立つ。1万6,000元
の節目を巡る攻防をみながら、小動きが続きやすい。310〜330円をコアとしたボ
ックス相場をブレイクする動きがみられるのかを探る展開が続く見通し。中国では、9
月8日に8月貿易統計、10日に8月インフレ指標が発表されることがイベントリスク
になる。
 予想レンジは315〜335円。
(マーケットエッジ・小菅 努)


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