国内市場は下落へ。2026年2月限で700〜1000円安程度を想定する。石油 輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国が日量166万バレル規模の自主減産の解 消を決めたことから供給過剰が意識されそうだ。円相場は1ドル=148円前半で推移 し、先週末の水準とほぼ変わらず。石破首相の退陣発表で週明けは円が売られている。 主要産油国は10月から生産枠を毎月日量13万7000バレル引き上げる。12ヶ 月かけて日量166万バレル規模の自主減産を解消する見通し。販売量の増加で原油安 による石油収入の減少を補う方針を継続するが、4月以降は主要8カ国が増産している にも関わらず相場は下値探りとなっておらず、自主減産の巻き戻しに相場は耐えてい る。供給過剰が警戒されているとはいえ、需要は底堅いようだ。 ただ、北半球の夏場は終わり、一年間で最も需要が盛り上がる時期は過ぎ去った。需 要期の終わりと生産枠の拡大で、需給見通しは弱気にならざるを得ない。重い相場が続 きそうだ。 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.12ドル高の61.99ドルで 取引されている。本日これまでのレンジは61.90〜62.39ドル。 <今日の予定> ◆ オーストラリア ◆ 【経済】10:30 貿易収支 2025年7月(連邦統計局) ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】18:00 小売売上高 2025年7月(EUROSTAT) ◆ スイス ◆ 【経済】14:45 雇用統計 2025年8月(経済省) 【経済】15:30 消費者物価指数 2025年8月(連邦統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】21:15 雇用統計 2025年8月(ADP) 【経済】21:30 貿易収支 2025年7月(商務省) 【経済】21:30 新規失業保険申請件数(労働省) 【経済】23:00 非製造業景況指数 2025年8月(ISM) 【工業】9/5 00:00 週間石油統計(EIA) ◆ カナダ ◆ 【経済】21:30 貿易収支 2025年7月(カナダ統計局) MINKABU PRESS
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