[本日の見通し]石油=下げ幅を縮小、主要産油国の増産を市場は吸収か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年2月限は下げ幅を縮小。5万9630円まで切り
返した。

 週明けの時間外取引でニューヨーク原油には買い戻しが入っている。7日の主要産油
国の会合に向けて売られ、想定どおりに日量166万バレルの自主減産が巻き戻される
ことになったことから、自律反発となっているようだ。主要産油国は4月から自主減産
の巻き戻しを開始しているものの、実際の生産量は生産枠ほど増えておらず、日量
166万バレルの自主減産解消も、どの程度実際の生産量を増やすのか不透明であるこ
とも支援要因である。
 また、今年の4月から7月にかけてOPECプラスは日量100万バレルほど増産し
ているものの、相場は崩れておらず、市場が増産を吸収しているとみられることも買い
手がかり。供給過剰が懸念されているが、どちらかといえば需給がバランスしているよ
うに見える。
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.32ドル高の62.19ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは61.85ドルから62.39ドル。
 原油2月限の予想レンジは5万9000円から6万0000円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万2500円から8万3500円。
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