LME市況=アルミ・銅は米利下げ観測と米株高で堅調、ニッケルは小幅続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物           3カ月物
    アルミ        2,621.27  +   18.91      2,617.50  +   17.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00      2,509.00       0.00
     銅         9,833.93  +    4.47      9,915.00  +   17.50
    ニッケル      15,043.64  -   10.49     15,229.00  -    6.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2609.50ドルで小高く開始。しばらく2610ドルを
上値抵抗線として意識する安もみとなったが、米利下げ観測が手がかりとなって欧州の
時間帯に浮上し、一時2625ドルの高値を付けた。高値を離れたことで転売が出て、
米国の時間帯を迎える頃に2610ドルを割り込む場面も見られたが、米利下げ観測が
買い支援要因となって米国株が堅調となったことに追随高となり、引けにかけて再浮上
となった。
 銅3カ月物は反発。9883ドルで軟調に取引を開始。米連邦準備制度理事会(FR
B)による利下げ期待の高まりを受けたアジア株高に追随して、浮上し9920ドル台
を達成する場面が見られたが、米経済に対する不安から転売が先行し、9900ドルを
割り込んだ。欧州の時間帯を迎えると買い戻す動きが見られて9930ドルを付けた後
に米景気不安が再び意識されるなか値位置を落としたが、米国の時間帯を迎えると米利
下げ観測を受けた米株高が買い支援要因となったことで地合いを引き締め、終盤にな
り、9937.50ドルの高値を記録。上げ幅を縮小したが、小じっかりと引けを迎え
た。
 ニッケル3カ月物は小幅続落。1万5275ドルで小高く取引を開始。銅の堅調な値
動きに追随して1万5430ドルまで浮上。その後は転売を受けて値を落とし、米国の
時間帯は1万5240ドルを上値抵抗線とする安もみとなるなか、1万5180ドルの
安値を記録。堅調な他非鉄貴金属の動きに対する反応は鈍く、小幅安で低迷したまま引
けを迎えた。
今日の材料
・8日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は続伸、14.33ポイント高の3826.84ポイント。
・欧州株は上昇。独DAX指数が0.89%高となり、最も上げ幅が大きかった。
・ドルは下落。ドル円は1ドル=147.30円台で下げ渋り、147.50円台でニューヨーク
 時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは1ユーロ=1.1765ドルまで上昇し、7月
 28日以来の高値をさらに更新。
・米国株は上昇。ニューヨークダウは114.09ドル高、ナスダックス指数は98.31ポイ
 ント高(0.45%高)。
・ニューヨーク貴金属は総じて上昇。ニューヨーク原油は小反発。
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