[今夜の視点]シカゴコーン=作柄悪化でさらに買い戻しが先行するか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は弱含み。12月限は420〜421セント台を中心に小浮
動している。引け後の作柄報告では、「良」以上の割合が68%(前週69%、前年
64%)、「劣」以下の割合が9%(前週8%、前年12%)とやや悪化していたた
め、これにどう反応するのか注目したい。12日の米農務省(USDA)の月例需給報
告を控えて、さらに買い戻しが先行するようであれば、一段高もあり得る。
 またコーンベルト北部の最新の天気にも注意したい。

 シカゴは総じて反発。週間輸出検証高が144万トン台と前週に続き140万トン台
に乗せて高水準だったことや、先週末以降のミネソタ州やウィスコンシン州などのコー
ンベルト北端での降霜に加えて、アイオワ州、イリノイ州などの主要生産州でも北部で
は4℃以下に冷え込むところが見られることもあって、12日のUSDAの月例需給報
告を控えて、売り方の買い戻しの方が優勢となった。

 12月限は422.25セントまで上伸した後、引けも421.75セントとほとん
ど下げずに420セント台を維持した。

<今夜の予定>
◆ フランス ◆
【経済】 15:45 鉱工業生産指数 2025年7月(INSEE)
◆ アメリカ ◆
【工業】 9/10
05:30 週間石油統計(API)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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