金・銀市況=金が大幅続伸、引け前に再上昇で150円超の上げ幅を維持

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         17,227   +110    17,412  +159  : 3,649.01   +52.33
銀          183.0    0.0     194.0  -0.3  : 4,136.00   +41.00
プラチナ     6,460      0     6,121   -26  : 1,391.69   - 3.11
パラジウム   5,400      0     5,400     0  : 1,148.07   +22.10
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.06   -0.89  ユーロ・ドル相場   1.1762  +0.0045
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【市況】
 金が大幅続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現
物相場の堅調や円高一服を受けて上値を伸ばした。先限は正午前に180円超の上げ幅
を維持。午後に入り、ドル建て現物相場の反落や円高で上げ幅を縮小。利食い売りがあ
ったが、引け前に再上昇となり、150円超の上げ幅を維持して引けた。全限月が一代
高値を更新。
 銀は期先2本が小幅まちまち。
 前営業日比は、金標準、金ミニが110〜161円高、ゴールドスポットが162円
高、銀が0.3円安〜0.5円高。
 推定出来高は、金が4万4541枚、金ミニが1万6308枚、ゴールドスポットが
1607枚、銀が2枚。
【金先限は午後、1万1万7349円で買い支えらる】
 金先限は日中取引で一段高となり、1万7479円を付け、上場来高値をさらに更新
した。短期的な買い過剰感が台頭し、利食い売りの動きがあったが、最近の株高を背景
に投資家心理が強気になり、買いの勢いが衰えなかった。午後に入り、上げ幅を縮小も
1万7349円で買い支えられた。
 アジア時間のドル建て現物相場は、3650ドル台で堅調に推移後、一時3640ド
ル割れまで押し目を形成。7日に中華人民銀行が、8月末の中国の外貨準備高の内訳を
発表した。金の保有量が前月比0.1%増の2302トンとなり、10カ月連続で増
加。ドル離れで中国以外の中央銀行の買いも旺盛とみられる。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上げ一服。きのうの海外市場では、米連邦準備理事会(F
RB)の利下げ見通しを受けて買い優勢となり、史上最高値を更新した。アジア市場で
は、朝方の3637.91ドルから、ドル安を受けて堅調となった。ドル安から午後に
なり、3658.62ドルをつけ、過去最高値をさらに更新。利食い売りなどで高値を
離れたが、3638ドル台で押し目買いが喚起され、3640ドル台後半に切り返し
た。
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