−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,682.2 + 4.8 シカゴ大豆 2025/11 1,031.25 -2.50 NY銀 2025/12 4,134.1 -56.1 シカゴコーン 2025/12 419.75 -2.00 NYプラ 2025/10 1,372.1 -13.6 NY原油 2025/10 62.63 +0.37 NYパラ 2025/12 1,141.80 -14.30 ドル・円 147.45 -0.04 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は147円台半ばで推移 NY為替市場はドル高が優勢となり、ドル円も買い戻されている。ロンドン時間に日 銀関連のニュースが流れ円高が強まった。石破首相の辞任表明を受けて日本の政治情勢 が流動的になる中でも、日銀は年内利上げの可能性を排除しない姿勢だと伝わってい た。 ドル円は146.30円近辺まで一時下落したものの、NY時間に入ってからのドル 買いでロンドン時間の下げを取り戻した。米労働統計局(BLS)が今年3月までの1 年間の米雇用統計の雇用者数の年次基準改定(速報・推計値)を公表し、年間で91. 1万人下方修正した。過去最大の下方修正。 先週の米雇用統計とともにFRBの利下げ期待を後押しする内容ではあったが、発表 直後こそ上下動したものの、結局一時的な反応に留まったことから、その後は逆にドル 高が強り、ドル円も147円台半ばに戻す展開となった。 ◎NY貴金属=金が続伸、米雇用者数の下方修正も上げ一服 ニューヨーク金は続伸、銀は反落。 金12月限は続伸。時間外取引は、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しを受 けて買い優勢となったが、ドル安一服をきっかけに利食い売りが出た。欧州時間に入る と、もみ合いとなった。日中取引では、米雇用者数の年次改定で下方修正されたことを 受けて一代高値を更新したが、ドル安が一服したことから、利食い売りが出て上げ一服 となった。 銀12月限はドル高や金の上げ一服を受けて売り優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は軒並み下落。 プラチナ10月限は続落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見 通しや金堅調を受けて買い優勢となったが、ドル安が一服すると、上げ一服となった。 欧州時間に入ると、買い戻されて堅調となった。日中取引では、利食い売りが出て軟調 となった。米雇用者数の年次改定で下方修正されたことは下支えになったが、ドル安一 服や金軟調を受けて下げ幅を拡大した。 パラジウム12月限はドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となったが、米連 邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しを受けて終盤に買い戻された。 ◎LME=アルミは小幅続伸、銅とニッケルは米景気不安から下落 アルミ3カ月物は小幅続伸。2610ドルで軟調で取引を開始。その後、米利下げ観 測を受けた8日の米株高を受け、一部アジア株が堅調となったことが手掛かりとなって 浮上。2624ドルの高値を記録する場面が見られたが、上海株の頭重い動きが警戒さ れ、転売が出て、値位置を落とした。米国の時間帯を迎えると米利下げ観測を受けた米 株高が手掛かりとなって浮上し2630ドルの高値を記録。高値を離れた後は2619 ドルが下値支持線として意識され、プラスサイドを維持して引けた。 銅3カ月物は小幅反落。9912ドルで小安く取引を開始。アジアの時間は一部のア ジア株高が手掛かりとなって9959ドルまで値を切り上げる場面が見られた。しかし 上海株の頭重い動きが重石となって売り直されて値位置を落とした。9890ドルまで 値を落としたところで買い戻された。米国の時間帯を迎えてからも米利下げ観測が下支 え要因となる一方、米雇用情勢の軟化に伴う米景気不安が重石となって9940ドル台 に達すると売り直される頭重い動きとなり、僅かながらマイナスサイドでの終了となっ た。 ◎NY原油=続伸、イスラエルのカタール空爆で急伸も上げ幅縮小 ニューヨーク原油は続伸。 石油輸出国機構(OPEC)プラスの増産合意の弱気のインパクトを織り込んだ後、 7日のウクライナのロシアから欧州に向けたドルジバ・パイプライン攻撃でロシア産の 供給懸念が再び浮上して堅調に推移するなか、イスラエルがこの日、カタールの首都ド ーハにいたハマス幹部を標的に空爆を実施したとの報で、地政学的リスク懸念から一時 的にさらに上振れした。ただポイント攻撃にとどまったことで、その後は急速に上げ幅 を縮小した。 改質ガソリンは期近から急伸、ヒーティングオイルも続伸。ともに原油の続伸に支援 されたが、とくにガソリンは前日軟調だった期近2本の上げ幅が大きくなった。 ◎シカゴ大豆・コーン=総じて反落、コーンは収穫開始が弱材料視される 大豆は揃って反落。 前日の日中取引終了後に発表された米農務省(USDA)作柄報告で良以上が1ポイ ント低下も作柄は順調との見方に変わりはなく、売り優勢となった。また、12日発表 のUSDA月例需給報告を意識した玉整理に伴う転売を呼んだ。 コーンは総じて反落。 米農務省(USDA)が前日日中取引終了後に発表した作柄報告で収穫開始が明らか になったことが弱材料視された。一方で一代の安値を更新し続けた後に浮上したことで 弱材料に織り込み感が強いため下げ幅は限られた。 MINKABU PRESS
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