シカゴ大豆市況=揃って反落、米産地の生育順調やUSDA報告前の玉整理で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/09     —       —        —       —         —
   2025/11  1,034.00    1,036.00    1,029.25    1,031.25   - 2.50
   2026/01   1,053.00    1,054.75    1,048.25    1,050.50     - 2.25
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       242,505       157,494        861,958   (-    223)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(9月15日−9月19日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
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 大豆は揃って反落。終値の前営業日比は2.50〜1.25セント安。中心限月の
11月限は2.50セント安の1031.25セント。
 前日の日中取引終了後に発表された米農務省(USDA)作柄報告で良以上が1ポイ
ント低下も作柄は順調との見方に変わりはなく、売り優勢となった。また、12日発表
のUSDA月例需給報告を意識した玉整理に伴う転売を呼んだ。

 期近11月限は1034セントで取引を開始した後に軟化しながらも1031セント
台に値を落とすと買い戻され、欧州の時間帯には1036セントの高値を付けた。米国
の時間帯に高値に顔合わせした後に軟化し1029.25セントの安値を記録。安値で
買い戻されたものの戻りは限られ、低迷したまま取引を終了。

*米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトではミシシッピーリバー東部では降霜リスクは消滅したものの、気温が
低下している。一方のコーンベルト西部では気温が上昇するなか降雨が発生。コーンベ
ルト南部および東部では未成熟の穀物にとって土壌水分は不足気味となっている。
 今後は南部、東部および中西部南部ではなく降雨の発生は無く夏穀物の成熟に適した
天気が広がるだろう。また、五大湖周辺北部では雨がちな天気となりそう。週が進むに
つれ、西部から東部へと暑さがシフトしていく見込みで、週後半にはアイオワ州北部お
よびサウスダコタ州では気温は32℃前後まで上昇するもよう。
 9月14日〜18日にかけて気温、雨量はほとんどの地域では平年を上回るだろう。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。

 プレーンズでは時おり降雨が発生するが、概ね良好な環境のなか、冬小麦の作付が開
始。
 米国南部では、気温が低下するなか降雨の発生は無く夏穀物の収穫および成熟が進行
中。
 大豆製品は、大豆油は大豆の軟調に追随安となったが、大豆粕は堅調。これまで需給
面が強気な大豆油とのストラドルに絡んだ取引を受けて頭重く運ばれた反動や、9月当
限が12日に納会を控えて玉整理基調が強まり買い戻す動きが見られたことで上げ幅が
大きくなった。
 大豆粕12月限は前日比3.40ドル高の289ドル。
今日の材料
・米コーンベルトではミシシッピーリバー東部では降霜リスクは消滅したものの、
 気温が低下。
・コーンベルト西部では気温が上昇。
・週後半にかけて気温が上昇し、アイオワ州北部およびサウスダコタ州ではでは最高
 気温は32℃前後に達する見込み。

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