石油午前=反発、閑散に売りなし商状のなか高もちあい

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内石油市場は反発。イスラエルがカタールの首都ドーハにいたハマス幹部を標的に
空爆を実施した報道で地政学的リスクの高まりで海外原油が小幅続伸を背景に夜間取引
から反発。日中取引はニューヨーク原油時間外取引でジリ高から期近10月限が63ド
ル台に乗せたことから、期中2月限は6万円台まで上げ上げ幅を拡大。序盤、上げ幅を
縮小したが、6万円が支持線となった後、再上昇。午前10時以降は値動きが乏しく、
閑散に売りなし商状のなか高もちあい
 円相場は1ドル=147円半ばで円安・ドル高推移後、小幅高で推移。時間外取引で
ニューヨーク原油10月限は前日比0.53ドル高の63.16ドルで取引されてい
る。
 日中取引開始後、原油の2026年2月限は堅調。日中取引は、6万0110円で高
寄り、6万0230円まで上げ幅を拡大後、6万0020円まで上げ幅を縮小。11時
過ぎに6万0240円までジリ高。
 午前11時28分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
650〜970円高。
 午前11時28分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が491枚。
【中国の自動車市場の拡大でエネルギー需要増加シナリオ】
 8月の中国の物価指数が発表された。生産者物価指数(PPI)は事前予想通りの前
年比2.9%低下。消費者物価指数(CPI)は同0.4%低下と事前予想の0.3%
低下より、やや弱い数字となった。中国経済がデフレ状態から抜け出していないことを
示しているが、中国株の代表的的指数の上海総合指数は上昇。
 今年1ー7月の中国自動車生産台数は前年同期比12.7%増の1823万5000
台と好調。不動産不況は続いているが、自動車市場の拡大は続いており、エネルギー需
要の増加のシナリオは描ける。
【海外原油夜間取引=しっかり】
 ニューヨーク時間外取引で10月限は前日比0.53ドル高の63.16ドルで取引
されている。本日これまでのレンジは62.72〜63.22ドル。
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