ゴム市況=小幅続落、上海ゴムの下げ渋りを受けて下げ幅縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                       TSR20
  2025/09      2026/02       2026/08        2025/10       2026/09
 320.6 - 4.0   319.8  - 0.1   324.0  - 2.0   258.0   0.0    258.0   0.0
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    上海ゴム1月限     15,955   - 135 (午後3時44分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は小幅続落。序盤は上海夜間で中心限月の1月限が大幅安となったこ
とを嫌気して、売りが優勢となり、一部限月がマイナスサイドに沈んだ。中盤に一段安
となったものの、その後は日中取引の上海ゴムが下げ渋りをみせたことから、下げ幅を
縮小させる限月が目立った。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比4.0〜0.1円安、活発限月の2月限は同0.7
円安の319.7円、期先26年8月限は同2.0円安の324.0円、総出来高は3
93枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は545ポイント安〜90
ポイント高、総出来高は52枚。

【上海1月限は終値ベースでの1万6000元の攻防】
 上海ゴムの中心限月1月限は、7月28日の高値1万6425元と9月5日の高値1
万6370元でダブルトップ懸念が出てきたが形成される可能性が出ている。現状、終
値ベースでは、節目の1万6000元付近での攻防となっている。同水準が維持される
と、地合いを引き締める可能性もある。
 ただ、今日の取引では、おおむね1万6000元以下での取引となっている。1万6
000元付近に上昇しても、戻りは叩かれている。今日、終値ベースで1万6000元
をしっかり割り込むようだと、夜間取引から一段安となることも考えられる。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は買いが先行し、0.8〜2.5セント高。T
SRは20は午前中はやや売り優勢で推移したが、午後になると期中中心に地合いを引
き締め、0.4セント安〜0.2セント高で推移している。

 上海ゴムは軟調。中心限月の1月限は、夜間取引では売りが先行し、前営業日比17
5元安の1万5915元で取引を終えた。日中取引に入ると、下げ渋る展開となり、小
幅ながら下げ幅を縮小させた。

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