−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,682.0 - 0.2 シカゴ大豆 2025/11 1,025.25 -6.00 NY銀 2025/12 4,160.0 +25.9 シカゴコーン 2025/12 417.00 -2.75 NYプラ 2025/10 1,397.8 +25.7 NY原油 2025/10 63.67 +1.04 NYパラ 2025/12 1,212.10 +70.30 ドル・円 147.39 -0.06 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は147円台半ばで推移 NY為替市場、この日発表の8月の米生産者物価指数(PPI)が前月比で予想外の 低下となり、市場の米利下げ期待をさらに強化した。ただ、為替市場は激しい上下動に 留まり、ドル円は147円台での推移に変化はなかった。明日の米消費者物価指数(C PI)も要確認ではあるが、来週のFOMCでの利下げはほぼ確実な情勢。ただし、 0.50%ポイントの大幅利下げへの期待までは高まっていない。 来週のFOMCではFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表され、委 員が年内あと何回の利下げを見込むかが焦点となりそうだ。現在、短期金融市場では来 週を含めてあと2回の利下げを完全に織り込み、75%の確率で3回を織り込んでいる 状況。 円相場は10月4日の自民党の総裁選の行方も注視しているようだ。ドル円と日本国 債の方向性は総裁選の結果次第との指摘まで出ている。現在、政治情勢を背景に日銀に よる利上げが遅れるとの観測も広がっているようだ。総裁によっては拡張的な財政政策 が予想され、それは日本国債にとってマイナスとなり、円安シナリオだが、日本株にと っては成長を促す環境となるとの見解も出ている。 ◎NY貴金属=金は小反落、米PPIの伸び鈍化も利食い売り ニューヨーク金はまちまち、銀は反発。 金12月限は小反落。時間外取引は、ドル高を受けて売り優勢となったが、米連邦準 備理事会(FRB)の利下げ見通しを受けてドル安が再開すると、押し目を買われた。 欧州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばした。日中取引では、米生産者物価指数 (PPI)の伸び鈍化を受けて買い優勢となったが、ドル安が一服すると、利食い売り に上値を抑えられた。 銀12月限は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しやドル安再開を受けて買い 優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。 プラチナ10月限は反発。時間外取引では、ドル高に上値を抑えられたが、米連邦準 備理事会(FRB)の利下げ見通しを受けてドル安が再開すると、押し目を買われた。 欧州時間に入ると、買い戻されて堅調となった。日中取引では、米生産者物価指数(P PI)の伸び鈍化を受けて買い優勢となったが、ドル安が一服すると、上げ一服となっ た。 パラジウム12月限は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しやドル安再開を受 けて買い優勢となった。 ◎LME=全面高、米利下げ期待やAI・半導体関連株高を受けた銅が主導 アルミ3カ月物は小幅続伸。前日終値と同値の2622.50ドルで取引を開始。そ の後、軟化しながらも、アジア株高が手掛かりとなって浮上し、2631.50ドルの 高値を付けた。その後、米利下げ観測を受けて銅が堅調となったものの、米雇用情勢軟 化に伴う米経済不安が重石となって上値を抑制され2618ドルの安値まで下落。米国 の時間帯は銅の堅調に追随する買いが見られて浮上し、わずかながらプラスサイドを回 復して引けた。 銅3カ月物は反発。9912ドルで小安く取引を開始。アジアの時間は米利下げ期待 を受けたアジア株高から浮上し、9960ドル台まで値を伸ばしたところで売り直され た。米国の時間帯を迎えると米雇用情勢軟化を受けて高まる米利下げ観測を手掛かりに して米株高が進行したことで地合いを引き締め、終盤に今月3日以来の高値となる1万 0015.50ドルに到達。米株式市況は11日の消費者物価指数(CPI)発表を控 えて玉整理基調が強まり転売の動きが広がりながらも人工知能(AI)向けのクラウド サービスへの需要の強さからAIや半導体関連株が堅調となったことが銅需要の好調を 意識させ、高値圏を維持したまま取引を終えた。 ◎NY原油=続伸、ロシアとNATOの軍事衝突を警戒 ニューヨーク原油の期近は続伸。 ポーランドが自国領内でドローンを撃墜し、西側各国がロシアによる攻撃であると批 難していることや、イスラエルのドーハ空爆を背景に、各地で緊迫感が高まっている。 米国はウクライナ停戦を要求しているが、ロシアは応じておらず、ドローン撃墜が北大 西洋条約機構(NATO)の軍事行動のきっかけとなるリスクが意識されている。ポー ランドはNATO第4条による加盟国の協議を要請した。ただ、ロシアはこのドローン についての関与を否定している。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=概ね続落、共に米収穫に伴う供給増が意識される 大豆は揃って続落。 米産地で大豆の成熟に適した天気が広がっていることや、収穫期が目前に迫るなか、 今後の供給増加観測が強まり売り優勢となった。12日発表の米農務省(USDA)月 例需給報告前の玉整理に伴う手じまい売りも下押し要因になった。 コーンは概ね続落。 今年の米国産コーンは生育環境に恵まれて大豊作が見込まれるなかで収穫が開始して いることが重石となり、売り優勢となった。ただ、8月半ばにかけて400セントを割 り込む軟調となった後に浮上していることで下げ一巡感が強く、下げ幅は限られた。 MINKABU PRESS
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