プラチナ午前=プラチナが続伸、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢
で始まった。その後は、円安などを受けて堅調となった。パラジウムの商いは成立しな
かった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが42〜105円高、プラチナミニが
45.0〜62.0円高、プラチナスポットが37円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが3679枚、プラチナミニが346枚、
プラチナスポットが237枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米利下げ見通しやドル安再開が支援】
 プラチナは米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しやドル安再開が支援要因にな
った。8月の米生産者物価指数(PPI)は前月比0.1%下落し、予想外のマイナス
となった。ただ17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での25ベーシスポイント
(bp)利下げの見方に変わりはなかった。
 ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)の四半期報告によ
ると、2025年は26トンの供給不足となり、3年連続の供給不足となることが予想
された。前回予想から4トン下方修正された。金に対する割安感から宝飾品需要が増加
したことに加え、中国の地金・コインの需要急増などが背景にある。トレヴァー・レイ
モンドCEOは、「プラチナ市場は構造的な供給不足に陥っており、プラチナへの投資
は依然として魅力的である。金に対するプラチナの大幅なディスカウントが続いている
ことも、プラチナの魅力を高めている。これは特に中国で顕著で、宝飾品需要、地金・
コイン需要ともに、2025年は極めて力強い伸びを示すと予測されている」と述べ
た。
 プラチナ先限は6215円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因になった。円相
場は1ドル=147円台前半で推移した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の1394.79ドルから、もみ合
いとなった。
 午前11時現在、プラチナは1392.60ドル、パラジウムが1181.52ドル
で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1384.50ドル、パラジウムが
1146.53ドル。
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