プラチナ市況=プラチナは続伸、現物相場が底堅さを示したことで堅調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         17,253   - 27    17,431  - 10  : 3,636.76   - 9.79
銀          183.0    0.0     192.0  -0.5  : 4,111.00   - 2.00
プラチナ     6,505   + 50     6,190   +35  : 1,388.62   + 4.12
パラジウム   5,400      0     5,400     0  : 1,176.76   +30.23
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.72   +0.29  ユーロ・ドル相場   1.1690  -0.0021
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始
まった。その後は、円安などを受けて堅調となた。先限は正午前に30円高で推移。午
後に入り、金がジリ安となったが、ドル建て現物相場が底堅さを示したことで堅調に推
移した。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが35〜63円高、プラチナスポットが56
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが4873枚、プラチナミニが480枚、プラチナスポット
が607枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は堅調、新規買いは盛り上がりを欠く展開】
 プラチナ先限は堅調。6180円が支持線となり、日中取引で一昨日の高値6215
円に顔合わせした。6215円が超えにならならなかったが、明日、終値で6200円
台を維持できれば、終値として今月4日以来の高値となる。
 3日連続で出来高(標準)が5000枚割れ。今年のプラチナ世界需給が供給不足予
想、米利下げ観測、金の高値更新など投資環境は悪くないが、プラチナは見送りムード
が強く、新規買いは盛り上がりを欠く展開。
 今夜は8月の米消費者物価指数(CPI)の発表がある。CPIでインフレ鎮静化が
示され、年内に複数回の利下げ観測が強まればプラチナ市況には追い風。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、下落。朝方の1394.79ドルから、もみ合いと
なった。午後になり、1383ドル割れとなると、下げ幅を拡大し、1377ドル台ま
で急落。金が軟化したが、午後3時過ぎから下値を切り上げ、午後4時前に1389ド
ル台に戻した。
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