穀物4品見通し=コーンは大豊作を織り込みもちあいを継続か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
<大豆>
 シカゴ大豆11月限は9月を迎えて急速に値を落としたものの、1020セント割れ
には抵抗を見せるなか1020〜1035セントのレンジ内での高下が続いている。
 12日に発表される米農務省(USDA)月例需給報告を控えると同時に、米産地が
成熟期を迎えているため模様眺めの雰囲気が強まっている。
 USDA月例需給報告の内容次第という側面はあるが、天候相場期から需給相場期に
移行しつつあるだけに、同値圏での高下が続く可能性が高い。
<コーン>
 シカゴコーン12月限は9月2日以降は420セントを前後する動きが続いている。
8月12日に392セントまで値を落として一代の安値を記録したことで今年の大豊作
は織り込んでいるため、ここからの下げ余地は乏しいと見られる。
 12日には米農務省(USDA)月例需給報告の発表を控えているが、8月のUSD
A月例需給報告での生産量見通しの大幅引き上げを受けて大豊作観測すでに織り込まれ
ている。12日の需給報告で再び大きな修正が見られない限り、引き続き420セント
前後という値位置で高下することになりそうだ。
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