LME市況=続伸、アルミ・銅は利食い売りで上げ幅を縮小し小幅高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物           3カ月物
    アルミ        2,695.85  +   11.29      2,689.50  +   16.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00      2,509.00       0.00
     銅         9,994.08  +    4.12     10,067.50  +   16.00
    ニッケル      15,219.80  +  243.52     15,391.00  +  241.00
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 アルミ3カ月物は小幅続伸。2676.50ドルで小高く取引を開始。2673ドル
に小幅安となる場面があったが、早々に切り返した。前日、上放れした勢いを引き継
ぎ、前日の高値2679.50ドルを上抜くと、上伸力が加速し、3月17日以来の高
値となる2703.50ドルの高値をつけた。年内、複数回の米利下げ観測期待が強
く、リスクオン(リスク容認)ムードが強まったが、銅の上げ幅縮小と足並みを揃え、
高値を離れ、小幅高で引けた。
 銅3カ月物は小幅続伸。1万0070ドルで小高く寄り付いた後、1万0053ドル
で買い拾われ、マイナスサイドに沈むことなくアジア時間から堅調に推移。1万ドル台
を過去2日連続で維持し、大台での値固めが進み、テクニカル面からも支援された。前
日の高値1万0065ドル超えとなり、1万0100ドルを上抜き、1万0126ドル
まで上昇し、3月26日以来の高値をさらに更新。欧州株式市場で英独株が軟調、米国
時間に入り、ニューヨークダウが序盤から反落となり、利食い売りの動きで上げ幅を縮
小。ナスダックス指数が続伸、金、銀の上昇が追い風となり、小幅高で引けた。
 ニッケル3カ月物は大幅続伸。1万5220ドルで小高く取引を開始。1万5155
ドルで買い支えられ、小高い状態を維持。銅、アルミと比べ出遅れ感が強く、アルミ、
が今年3月以来の高値をつけたことに支援され、一段高となり、今月8日以来の高値と
なる1万5400ドルをつけた。8日の高値1万5430ドルが抵抗線となったが、こ
の日の高値圏で取引を終えた。
今日の材料
・12日のアジア太平洋株式市場は中国、シンガポール市場が下落。その他は上昇。
・中国上海総合指数は反落。4.71ポイント安の3870.60ポイント。
・欧州株はまちまち。仏株価指数が小幅高。英独株価指数は下落。
・9月のミシガン大消費者信頼感指数(速報値)結果 55.4 予想 58.0 前回 58.2
・ドルは堅調に推移。ドル円はニューヨーク時間の序盤に1ドル=148円台前半まで
 上昇。午前中に上げ一服と「なり、午後は上げ幅を縮小し、147円台半ばでニュー
 ヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは前日のレンジ内での取引にとどま
 り下値堅く推移し、前日と同値圏で終了。
・米国株はニューヨークダウが273.78ドル安で反落、ナスダックス指数は98.03ポイ
 ント高(0.44%高)で続伸。
・ニューヨーク貴金属は上昇。銀が全限月、一代高値を更新し、上げを主導。ニュー
 ヨーク原油は小幅高。
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