ドルが軟調、週央の米FOMCを控えて ポンドドル2か月ぶり高値水準=ロンドン為替概況 ロンドン市場は、ドルが軟調に推移している。東京勢不在のアジア市場ではドル円が147円台後半から半ば割れへと軟化した。ロンドン時間に入るとポンドドルやユーロドルなどに買いが勢い付いている。ポンドドルは約2か月ぶりに1.36台に乗せている。ユーロドルは1.17台前半から後半へと上昇。ドル円は147.25付近に安値を広げている。米10年債利回りは4.085%付近に上昇したあと、4.055%付近へと低下。クロス円は、東京市場でやや円高推移も、ロンドン時間には円売りが優勢になっている。ユーロ円は173円台割れから173円台前半で振幅、ポンド円は200円台割れから200円台半ばへと上昇。ユーロ対ポンドでは、ややポンド買いが優勢になっている。株式市場は米利下げ観測が引き続き好感され、欧州株は総じて高い。米株先物・時間外取引も小幅高となっている。アジア株は、中国の小売売上高や鉱工業生産が弱含んだことで上値が重くなる面もあったが、欧州時間にはそのムードは払しょくされている。 ドル円は147円台前半での取引。週明けオセアニア時間の147.80付近を高値に、その後は上値重く推移している。ロンドン早朝には147.30台から147.60付近まで下げ渋る場面もあったが、ロンドン時間には改めて売りが広がり安値を147.25付近に広げている。 ユーロドルは1.17台半ばでの取引。ロンドン早朝に1.1716付近に安値を小幅に広げたが、その後は買いが優勢になっている。足元では高値を1.1763付近に伸ばしている。ユーロ円はアジア早朝の173.45付近を高値に、ロンドン早朝にかけて172.90付近まで下落した。しかし、ロンドン時間に入ると下げ渋っており、173.20台に反発している。対ポンドではユーロは軟調に推移している。 ポンドドルは1.36付近で取引されている。アジア早朝の1.3539付近を安値にロンドン時間には買いが強まっている。一時1.3613付近まで高値を伸ばした。1.36台乗せは7月10日以来、約2か月ぶりとなる。ポンド円はアジア朝方の199.87付近を安値にその後も上値重く推移した。しかし、ロンドン時間に入ると買いに流れが転じており、高値を200.60付近へと伸ばしてきている。ユーロポンドは軟調。アジア早朝の0.8663付近を高値に、ロンドン序盤には0.8633付近まで下押しされた。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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