LME市況=続伸、高まる米利下げ観測を受けて買い優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
           現物           3カ月物
    アルミ        2,705.27  +    9.42      2,700.50  +   11.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00      2,509.00       0.00
     銅        10,124.57  +  130.49     10,186.50  +  119.00
    ニッケル      15,250.32  +   30.52     15,436.00  +   45.00
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 アルミ3カ月物は小幅続伸。2698ドルで堅調で取引を開始。アジア株が総じて堅
調となったうえ、銅も確りで推移したが、前週末に上伸した後の玉整理から値位置を落
とし一時は2680ドルの安値を記録。欧州の時間帯以降は16〜17日に開催される
米公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が意識されて銅が地合いを引き締めるな
か、これに追随してプラスサイドに浮上し、小高く取引を終えた。
 銅3カ月物は大幅続伸。1万0072.50ドルで小高く寄り付いた後、今週開催
される米公開市場委員会(FOMC)での利下げが確実視されるなか米株高となった前
週末の流れを受けてアジア株が総じて堅調となるなか1万0100ドル台まで値を伸ば
した。欧州の時間帯には転売の動きが見られてやや値位置を落としたが、米国の時間帯
を迎えると利下げ観測が再び意識されるなか地合いを引き締めて昨年6月以来の水準と
なる1万0192.50ドルまで浮上し、高値圏を維持したまま引けを迎えた。
 ニッケル3カ月物は続伸。1万5345ドルで軟調で取引を開始。アジアの時間帯の
序盤に1万5320ドルまで値を落としたが、他非鉄貴金属の堅調を映した買いが入り
後半にかけて浮上。一時は1万5535ドルの高値を付けた後に転売が先行となり、値
を落としたが、プラスサイドは維持して終了。
今日の材料
・15日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は続落。10.09ポイント安の3860.5ポイント。
・欧州株は、まちまち。英FTは小幅安だが、独・仏株価指数は上昇。
・ドルは下値堅く推移。ドル円は1ドル=147円台前半で買い拾われ、147円台半ばで
 推移。ユーロドルは9日以来の高値となる1ユーロ=1.1774ドルまで上昇。
・米国株はニューヨークダウが49.23ドル高で小反発。ナスダックス指数は207.65
 ポイント高(0.94%高)。
・ニューヨーク貴金属はパラジウムを除き上昇。ニューヨーク原油は小幅高。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。