●週間見通し原油、戻り売り優勢の地合が続く＝マーケットエッジ

　前週は６０ドル台前半で上値の重い展開になった。石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）プラ
スが１０月の供給増を決めたおとで、改めて需給緩和が警戒されている。国際エネルギ
ー機関（ＩＥＡ）が年後半の大幅な供給過剰見通しを示したこともネガティブ。ただ
し、中東やウクライナ情勢の緊迫化で大きく売り込むような動きまではみられず、上値
が重いながらも大きな値動きには発展しなかった。特にロシア産石油に対する制裁を巡
るが警戒された。
　今週も戻り売り優勢の展開が続く見通し。需給緩和見通しの値下がりを基本に、地政
学リスクの消化に伴う修正高を繰り返す展開が続く見通し。国際原油需給は、需要の伸
び鈍化の一方で供給が大きく増えることで、需給緩和が決定的になっている。このため
値下がり対応が基本だが、地政学リスクも高めの状態にあるため、突発的な値上がりも
繰り返される見通し。特にロシア産石油に対する制裁が具体化すると、一時的な上昇リ
スクは否定できない。
　予想レンジは、６０．００〜６５．００ドル。

（マーケットエッジ・小菅　努）

• ＮＹ金１２月限は２．９ドル安の４１１９．１ドルで推移
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• ＮＹ原油１２月限は０．８７ドル高の６１．００ドルで推移
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• ＮＹ金１２月限は１．５ドル安の４１２０．５ドルで推移
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  11/12(水) 03:11
• ＮＹ原油１２月限は０．８５ドル高の６０．９８ドルで推移
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  11/12(水) 03:10
• ＮＹ金１２月限は３．６ドル安の４１１８．４ドルで推移
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  11/12(水) 02:11