[今日の視点]石油=上昇へ、ロシア石油施設への攻撃続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は上昇へ。2026年2月限で800〜1200円高程度を想定する。海外
原油が続伸したことが国内市場を押し上げそうだ。円相場は1ドル=147円前半で推
移し、先週末の水準とほぼ変わらず。
 ウクライナがロシアの石油関連施設への攻撃を続けている。ロシアの製油所稼働率は
一段と低下している可能性が高く、プリモルスクやウチスルガなどバルト海に通じる主
要な輸出港の稼働率も押し下げられるだろう。ウクライナ戦争を巡り、ロシア政府は停
戦に向けた外交交渉は中断していると表明しており、ロシアと北大西洋条約機構(NA
TO)の衝突拡大を警戒すべきである。
 ロシア産石油の購入を続け、ロシアの戦費を供給する中国に米国や欧州連合(EU)
が歯向かうとは思えず、ウクライナへの長距離兵器の供給など、軍事衝突の拡大を警戒
すべきだろう。ロシアのプーチン大統領とトランプ米大統領の首脳会談で和平や停戦へ
の糸口を掴めていないことは現状から明らかだと思われる。首脳会談の決裂が何を引き
起こすのか見定めたい。
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.04ドル高の63.34ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは63.26〜63.36ドル。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】13:30 鉱工業生産指数 2025年7月確報(経済産業省)
【納会】--:-- 上海天然ゴム 2025年9月限(大阪取引所)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 国際収支 2025年7月(トルコ中央銀行)
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 消費者物価指数 2025年8月確報(連邦統計庁)
◆ フランス ◆
【経済】15:45 消費者物価指数 2025年8月確報(INSEE)
◆ イギリス ◆
【経済】15:00 貿易収支 2025年7月(国立統計局)
【経済】15:00 鉱工業生産指数 2025年7月(国立統計局)
【経済】15:00 製造業生産指数 2025年7月(国立統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】23:00 消費者信頼感指数 2025年9月速報値(ミシガン大)
【農産】9/13 01:00 世界穀物需給見通し(USDA)
【農産】9/13 01:00 農産物生産高(USDA)
【商品】9/13 04:30 建玉明細報告(CFTC)
【納会】--:-- コーン 2025年9月限(CBOT)
【納会】--:-- 大豆 2025年9月限(CBOT)
【納会】--:-- 大豆ミール 2025年9月限(CBOT)
【納会】--:-- 大豆油 2025年9月限(CBOT)
【納会】--:-- 小麦 2025年9月限(CBOT)
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