[本日の見通し]石油=上昇、ドーハ空爆にアラブ諸国は遺憾の意

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年2月限は上昇。上げ幅は4ケタとなっている。

 アラブ諸国の首脳らはイスラエルによるドーハ空爆の声明を発表したが、「(攻撃
を)正当化しようとするあらゆる試みを拒否する」などと言及するだけにとどめた。全
ての国際法が無視され、カタールの主権が極度に侵害されたものの、イスラエルに対す
る直接的な反撃は見送られた。アラブ首長国連邦(UAE)のイスラエル大使館閉鎖な
どが選択肢としてあったかもしれないが、アラブ諸国の首脳らは沈黙を選んだ。
 イスラエル軍はガザ制圧を再開している。ヨルダン川西岸地区も含めて、イスラエル
がパレスチナ自治区全体を接収する日は近そうだが、中東各国はパレスチナ国家の設立
を声高に目指しつつも、パレスチナ自治区の接収にも引き続き沈黙を維持しそうだ。
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.06ドル高の63.36ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは63.26ドルから63.36ドル。
 原油2月限の予想レンジは6万0100円から6万1100円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万4500円から8万5500円。
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