ドル売り優勢、明日の米FOMC発表控えて ユーロドルは1.18台乗せる=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル売り優勢、明日の米FOMC発表控えて ユーロドルは1.18台乗せる=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、総じてドル安の動きが広がっている。特にユーロドルは1.18台乗せから高値を1.1818付近まで伸ばしており、7月初頭以来の高値水準になっている。ポンドドルも堅調で、本日の高値を1.3645付近に更新。ユーロは対ポンドでも堅調に推移している。米FOMCでは利下げがコンセンサスとなるなかで、先週のECB理事会では当面の利下げ過程の終了が示されていた。また、ドル円は146.70付近まで下げたあと、147円付近へと下げ渋っている。クロス円も上昇に転じており、ユーロ円は173.70付近に本日の高値を更新している。ポンド円も200.50付近まで反発。東京市場での円高の動きは一服している。欧州株は全般に軟調に推移している。明日の米FOMC結果発表を控えて、調整売りに押されている。米10年債利回りは4.02-4.04%台で推移しており、特段の方向性はみられていない。

 ドル円は147円付近での取引。東京午前の147.54付近を高値に、その後は売りに押された。小泉農相が総裁選に立候補するとの報道が円買いを誘っていた。対立する有力候補の高市氏と比較すると日銀利上げや財政規律に傾斜しているとみられている。しかし、ロンドン序盤に146.70付近まで安値を広げたあとは、147円付近へと反発している。

 ユーロドルは1.18台前半での取引。東京午前の1.1757付近を安値にその後は買いが継続している。ロンドン時間には1.18台乗せから高値を1.1818付近に伸ばしており、7月初頭以来の高値水準となった。ユーロ円は振幅。東京市場ではドル円とともに軟化し、173.50付近からロンドン朝方には173.03付近まで下落した。しかし、その後は買いに転じると高値を173.70付近へと伸ばしている。対ポンドでもユーロ買いが優勢。この日発表された9月独ZEW景況感指数は期待指数が予想外に改善した。

 ポンドドルは1.36台前半での取引。ユーロドルに連れ高となり、1.3598付近を安値にロンドン時間には1.3645付近まで高値を伸ばしている。ポンド円は下に往って来い。東京午前の200.65付近を高値に、200.08付近まで下落。ロンドン時間に入ると買いに転じており、200.50付近まで反発している。ユーロポンドは0.8645から0.8660台へと買われている。ユーロ買い・ポンド売りとなっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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