●短期見通し穀物、コーンは安値修正を打診=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、400セント水準で底入れ、反発を打診する見通し。豊作環境が確
認されているが、400セント割れからの値崩れは回避されている。豊作評価は崩れな
いが、改めて売り込む動きには発展しづらい。収穫期に入っているが作柄悪化圧力、良
好な輸出環境もポジティブ。このまま400セント水準で下値を固めつつ、下げ一服感
から持高調整が進むと400セント台中盤が打診される見通し。
 大豆は、輸出需要抑制に上値を抑えられる見通し。材料出尽くし感で1000セント
割れからの急落リスクは後退しているが、相場を押し上げていくテーマを欠いている。
特に中国の買い付け不在の状況では、大豆相場が大きく上昇することは難しい。19日
に米中首脳会談が予定されているため、ここで米国産大豆の中国向け輸出再開に向けて
進展がみられるのかが焦点になる。1000セント台前半で売買が交錯しよう。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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