金・銀市況=金が反落、ドル建て現物相場の軟化で引けにかけ下げ足加速

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         17,338   - 78    17,456  -128   : 3,671.25   -18.08
銀          192.0    0.0     199.9   0.0  : 4,188.00   -86.00
プラチナ     6,426   - 89     6,208   -67  : 1,390.05   -13.15
パラジウム   5,600      0     5,600     0  : 1,167.15   -21.84
======================================
      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    146.52   -0.32  ユーロ・ドル相場   1.1852  +0.0067
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 金が反落。円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高が一服したが、ドル建
て現物相場の軟調を受けて下げ幅を拡大。先限は正午前に68円安で推移。午後に入
り、ジリ安で推移後、引けにかけてドル建て現物相場の軟化で下げ足を速め、130円
安近くまで下落し、今日の安値で引けた。他限月は期先と期中が3ケタ安。
 銀は夜間取引で4月限が7円高。その他は出来ず。
 前営業日比は、金標準、金ミニが133〜65円安、ゴールドスポットが40円安、
銀が変わらず〜7.0円高。
 推定出来高は、金が2万2913枚、金ミニが9652枚、ゴールドスポットが
1184枚、銀が1枚。
【金先限は押し目形成で過剰感が解消】
 金先限は午前中に1万7486円まで押し目を形成。1万7500円を挟んで、もみ
あった後、終盤に下げ幅を拡大し、1万7456円まで下落。昨日の安値1万7460
円をわずかに割り込んで引けた。
 昨日まで高値更新が続き、高値警戒感が台頭するなか、明日の日本時間の午前3時か
ら米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表があり、利益確定の売りが出て押し目
形成は違和感はない。買い過剰感の解消になり、押し目待ち、買い増したい投資にとっ
ては歓迎すべき修整安場面。
 16日のSPDRゴールドの現物保有高が前日比3.14トン増加、商品相場全体の
値動きを示すロイター・CRB指数は16日に307台に乗せ、6月20日以来の高値
をつけ、商品市場への投資資金の流入を考慮すると、金を取り巻く環境は悪くない。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、米連邦準備理事会(FR
B)の利下げ見通しによるドル安を受けて買い優勢となり、史上最高値を更新した。ア
ジア市場では、朝方の3694.61ドルから、ドル安一服を受けて売り優勢。正午前
に3675ドル台に下落。午後に入り、3685ドル台まで戻したが、午後3時半頃か
ら軟化、午後4時過ぎに3669ドル台まで値を崩している。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。