LME市況=全面安、米FOMC待ちで玉整理基調が強まり手じまい売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物           3カ月物
    アルミ        2,684.74  -   48.24      2,683.00  -   34.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00      2,509.00       0.00
     銅         9,924.87  -  142.37      9,996.00  -  130.50
    ニッケル      15,215.82  -   23.55     15,405.00  -   23.00
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 アルミ3カ月物は反落。2712.50ドルで小安く取引を開始。アジアの株の底堅
い動きに支えられてアジア時間は2706ドルを下値支持線とする高もちあいとなるな
か、2716ドルの高値を付けた。欧州の時間帯以降は米公開市場委員会(FOMC)
の結果待ちのなか、玉整理基調が強まり、引けにかけて手じまい売りで値位置を切り下
げる動きを展開。引け直前に2679ドルの安値を付けた後に買い戻されたが、終値ベ
ースで2690ドルを回復することなく、この日の安値圏で終了。
 銅3カ月物は続落。1万0120ドルで軟調で寄り付いた後に値位置を落としながら
も上海株高に支えられて1万0070〜1万0090ドルのレンジを中心に売り優勢で
推移。アジア時間の後半以降は米公開市場委員会(FOMC)の結果を待ちのなか、玉
整理基調が強まり、手じまい売りで値を落とし9925ドルの安値を付けた。安値で買
い拾われた後は米FOMCの結果待ちのなか模様眺めの雰囲気が強まり1万0010ド
ルを上値抵抗線として意識するなかでのもちあいとなり、3ケタの下げ幅のまま引けを
迎えた。
 ニッケル3カ月物は続落。1万5430ドルで小高く取引を開始。その直後に
1万5460ドルの高値を付けた。アジアから欧州の時間帯にかけて値位置を落とし、
一時1万5200ドルの安値を付け、その後も1万5200ドル台での低迷が続いた。
米国の時間帯を迎えると地合いを引き締めたが、プラスサイドには届かずに終えた。
今日の材料
・17日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は小幅続伸、14.48ポイント高の3876.34ポイント。
・欧州株はまちまち。英独株価指数は小幅高。仏株価指数は下落。
・8月の米住宅着工件数
 結果 130.7万件
 予想 136.7万件 前回 142.9万件(142.8万件から修正)(住宅着工件数)
 結果 -8.5%
 予想 -4.4% 前回 3.4%(5.2%から修正)(住宅着工件数・前月比)
・米FOMCで政策金利を0.25%、引き下げ。昨年12月以来の利下げだが、大方の事前予
 想通り。
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=145円台半ばに下落後、147円台前半に反発。ユーロ
 ドルは1ユーロ=1.1918ドルまで上昇し、21年9月以来の高値をさらに更新したが、
 1.18ドル台前半に急落。
・米国株はニューヨークダウが260.42ドル高で反発。ナスダックス指数は72.63ポイ
 ント安(0.33%の低下)。
・ニューヨーク貴金属は軒並み下落。FOMC声明文の発表後は下落。ニューヨーク原油
 は小幅安。
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