金・銀市況=金が小幅続落、終盤にドル建て現物相場の軟化から売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         17,251   - 87    17,424  - 32   : 3,637.73   -33.52
銀          192.0    0.0     199.9   0.0  : 4,137.00   -51.00
プラチナ     6,370   - 56     6,145   -63  : 1,369.80   -20.25
パラジウム   5,600      0     5,600     0  : 1,149.99   -17.16
======================================
      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.38   +0.86  ユーロ・ドル相場   1.1797  -0.0055
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 金が小幅続落。ドル建て現物相場の上昇や円安を受けて買い優勢で始まった。その後
は、ドル建て現物相場の軟調を受けてマイナスサイドに転じたが、期先2本が押し目を
買われた。先限は正午過ぎに20円高で推移。午後は小高い状態を維持して推移後、終
盤になり、ドル建て現物相場の軟化から売り優勢となった。1ドル=147円台半ば
の円安が下支えとなり、下げ幅は限られた。
 銀は夜間取引で先限が変わらず、6月限が上昇した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが113〜30円安、ゴールドスポットが144円
安、銀が変わらず〜1.0円高。
 推定出来高は、金が3万5541枚、金ミニが1万4413枚、ゴールドスポットが
1266枚、銀が2枚。
【金は調整ムードだが大局的には強気相場を維持】
 金先限は夜間取引で米連邦公開市場委員会(FOMC)から声明文が発表された午前
3時過ぎに1万7370円まで下落し、今月12日以来の安値をつけた。12日の安値
1万7320円を試す前に戻り歩調となり、日中取引の序盤に1万7529円まで反転
した。1万7448円をつけ、小安くなる場面があったが、午前11時前からプラスサ
イドでの取引となった。しかし午後は再軟化し、引け前に1万7413円の安値をつ
け、今日の安値圏で引けた。
 FOMCで事前予想通り、政策金利が0.25%引き下げられた。年内に追加利下げ
があり、さらに0.50%、二回に分けて引き下げられるとの見方が多い。ただドル安
に振れず、ニューヨーク金時間外取引は反落。アジア時間のドル建て現物相場は短期線
の5日間移動平均線(3663ドル)を15ドル程度、下回って推移し調整ムードだ
が、大局的には強気相場を維持。ただ歴史的な高値で利食い売りが増える可能性はあろ
う。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、米連邦公開市場委員会(F
OMC)で利下げが決定されたことを受けて買われる場面も見られたが、ドル安が一服
すると、利食い売りが出た。アジア市場では、朝方の3670.19ドルから、ドル高
を受けて売り優勢となった。午後になり、ドル高から一段安となり、3634ドル台ま
で下落。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。