(NY時間16:20)(日本時間05:20)時間外 フェデックス<FDX> 241.15(+14.65 +6.47%) 貨物輸送のフェデックス<FDX>が時間外で上昇。引け後に6-8月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。売上高の大半を占めるフェデックス・エクスプレスの売上が予想を上回っている。 同社は通期の1株利益の見通しを再提示した。関税による圧力は依然続いているものの、事業の先行きにある程度の明確さを得ていることを示す動き。ただ、予想はやや下回った。売上高については最大6%増を見込んでおり、予想を大きく上回っている。 今回の見通し再提示は、同社が事業の方向性をより確実に把握できるようになってきたことを示唆している。不安定なトランプ関税により需要予測が困難だとして、同社は通期ガイダンスを一旦取り下げていた。今回の見通しは世界の貿易環境に新たな悪化要因が生じないことを前提としている。 なお、フェデックス・フレートのスピンオフを2026年6月までに予定しているとも述べた。 (6-8月・第1四半期) ・1株利益(調整後):3.83ドル(予想:3.59ドル) ・売上高:222億ドル 2.8%増(予想:216.7億ドル) フェデックス・エクスプレス:191.2億ドル(予想:184.7億ドル) フェデックス・フレート:22.6億ドル(予想:22.7億ドル) ・営業利益(調整後):13.0億ドル(予想:12.1億ドル) (26年度通期見通し) ・1株利益(調整後):17.20~19.00ドル(予想:18.25ドル) ・売上高:4~6%増(予想:1.2%増) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。