アジア株 週末を前に売買手控え 米中首脳電話会議に期待、米政権が台湾への軍事援助停止 東京時間11:03現在 香港ハンセン指数 26564.19(+19.34 +0.07%) 中国上海総合指数 3831.25(-0.41 -0.01%) 台湾加権指数 25698.97(-70.39 -0.27%) 韓国総合株価指数 3444.61(-16.69 -0.48%) 豪ASX200指数 8810.50(+65.32 +0.75%) アジア株はまちまち、週末を控えていることから積極的な売場は手控えられている。 来週もアジア株は上昇する見通し。 米利下げが好感されているほか、米金融市場混乱回避で安堵感が広がっている。FOMCでは年内あと2回の利下げが示唆され、パウエルFRB議長はインフレ警戒を堅持、慎重姿勢を示した。パウエルがトランプの積極利下げ圧力に屈しなかったことで、FRBの独立性への懸念が後退している。 米中関係改善への期待も高まっている。米中首脳はきょう日本時間22時から電話会談を実施する。トランプ米大統領は中国との関税休戦のさらなる延長の可能性を示唆。トランプ米大統領は台湾への4億ドルの軍事援助を停止したとワシントンポストが報じている。電話会議を前に中国に配慮した可能性。 香港株と上海株は前営業日終値付近で推移。前日に香港株は一時4年ぶり、上海株は10年ぶり高値をつけた。 豪州株は反発、前日に2週間半ぶり安値をつけたことから値ごろ感の買い戻しが見られる。天然ガス生産会社サントスは1.2%高と反発、アブダビ国営石油会社(ADNOC)がサントスに対する190億ドルの買収計画を撤回したことが懸念され、きのうは12%超急落した。米モルガンスタンレーはサントスの投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。
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