［今夜の視点］金・銀＝米利下げ見通しが下支え

　金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米新規失業保険申請件数の
減少などを受けてドル高に振れたことが圧迫要因になった。アジア市場では、朝方の
３６３９．１１ドルから、３６３６ドル台で押し目を買われたのち、３６５０ドル台で
上げ一服となった。午後に入ると、押し目を買われ、３６６０ドル台まで上昇した。
　パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長の今後の利下げに慎重な姿勢を受けてポジ
ション調整の売りが出やすい。ただＣＭＥのフェドウォッチでは、１０・１２月の利下
げを織り込んでおり、押し目を買いたい向きが多い。ドル安がどのタイミングで再開す
るかを確認したい。
＜今夜の予定＞
・独生産者物価指数 2025年8月（連邦統計庁）
・英小売売上高 2025年8月（国立統計局）
・建玉明細報告（CFTC）
MINKABU PRESS

• ＜シカゴコーン＞テクニカルポイント
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