●週間見通し穀物、コーンは底固さを維持する=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は売買が交錯する展開になった。トウモロコシは420セント台で売買が交錯し
た。12日に米農務省(USDA)需給報告の発表を終えた後の売買テーマが乏しく、積
極的な売買は見送られた。収穫作業が進んでいることが上値を圧迫しているが、大きく
値を崩すようなことはなかった。輸出統計もあまり材料視されていない。大豆は米中首
脳会談で農産物貿易についての協議が行われなかったことで、やや戻り売り優勢になっ
た。
 今週は横ばいから小幅高の展開になろう。産地は収穫作業がさらに進むが、ハーベス
ト・プレッシャーで大きく値を崩していくリスクは限定される。すでに豊作見通しの織
り込みは進んでおり、改めて売り込んでいくようなテーマを欠いている。逆に大きく買
い進むテーマも設定できていないが、底入れ感が維持されるのであれば、安値修正の動
きがさらに進む余地がある。
 トウモロコシは418〜435セント、大豆は1010〜1050セント。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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