●週間見通し金、押し目買い優勢の地合が続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は3744.00ドルまで上昇して過去最高値を更新した後、3700ドル水準
まで軟化する展開になった。米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測を織り
込み、上値追いの展開になった。ただし、FOMC通過後は米金利上昇・ドル高など持
高調整を進める動きも見られ、金相場も利食い売りで上値を抑えられている。ただし、
週末にかけては改めて買いが入り、前週比ではプラス圏を維持した。
 今週も押し目買い優勢の地合が続く見通し。FOMCでは0.25%の利下げが決定し、
当局者は年内にさらに0.50%の利下げを想定していることを確認している。すでに
織り込みは進んでいるが、高インフレ環境で利下げが進むことに変わりはなく、押し目
買い優勢の地合が続きやすい。大きく値上がりを促すのであれば米金利低下・ドル安が
必要だが、19日には金上場投資信託(ETF)市場にまとまった買いが膨らむなど、
過熱感の解消を進めつつ上昇再開を探る展開が続く見通し。9月26日の8月PCEデ
フレーターがイベントリスクになる。
 予想レンジは3650〜3750ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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