シカゴ大豆市況=期近〜期中が反発、前日の下落後の買い戻しや他農産物高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/11   1,008.50    1,017.00    1,006.50    1,012.25     + 3.25
   2026/01   1,028.50    1,036.25    1,026.25    1,031.25     + 2.75
   2026/03   1,044.75    1,052.25    1,042.25    1,047.50     + 2.75
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       155,980         231,434         927,211  (+  2,205)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高(9月18日までの週)
 大 豆:72万4500トン(事前予想レンジ:35万〜85万トン)
 大豆粕:22万6200トン(事前予想レンジ:15万〜40万トン)
 大豆油: 2万9900トン(事前予想レンジ:  0〜 2万トン)
*米気象庁発表の6−10日予報(10月1日−10月5日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る。
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 大豆は期近〜期中が反発。終値の前営業日比は1.25セント安〜3.25セント
高。中心限月の11月限は3.25セント高の1012.25セント。
 前日の下落の後で買い戻す動きが見られた。コーン、小麦の堅調も買い支援要因とな
ったが、米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高が伸び悩んでいるうえ、中国向
けの大豆輸出も停滞が続いているため上値は抑制された。
 11月限は1008.50セントで取引を開始した後は上値を探る動きとなり欧州の
時間帯には1017セントの高値まで浮上した。ただ、米国の時間帯には米週間純輸出
成約高が前週を下回ったことを受けて軟化。1008セントを割り込んだところで買い
戻されてプラスサイドに浮上したがわずかな上げ幅を記録するにとどまった。

 米農務省(USDA)発表の9月18日までの大豆の週間純輸出成約高は72万
4500トンで前週の92万5300トンを下回った。
 累計輸出成約高は1100万1700トンで前年同時期の1748万0300トンを
約37%下回っている。

 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトでは土壌水分が乾燥していた地域での雨も止みつつある。この雨は
コーン・大豆の作柄回復には間に合わなかったものの、これから生育期を迎える冬小麦
には慈雨となっている。
 今後5日間、米東部ではゆっくりと移動する寒冷前線の影響で降雨が見込まれてい
る。ただ、プレーンズ、および中西部では降雨は発生しないだろう。
 9月30日〜10月4日にかけて雨量は全国的に平年並〜平年を上回るだろう。ま
た、雨量はプレーンズ南部から五大湖周辺地域では平年以下〜平年並が見込まれるが、
それ以外の地域では平年並〜平年を上回るもよう。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。

 プレーンズでは散発的な降雨が止み暖かく乾燥した天気となっている。この天気は
作付けされたばかりの冬小麦には好適。
 一方の南部では大西洋沿岸中部からテキサス州南部にかけて降雨が発生。

 大豆製品は、大豆油は大豆の堅調に追随高となった。大豆粕は大豆油買いの大豆粕売
りのスプレッドに絡んだ売買から値を落とし下げ幅が大きくなった。
 大豆粕12月限は前日比2.90ドル安の273.20ドル。
今日の材料
・コーンベルトではミシシッピーリバー西部では引き続き不安定な天気に。
・今後5日間、プレーンズ東部から中西部北部にかけての地域では25〜75ミリの
 雨量を伴う降雨発生へ。
・9月18日までの大豆の週間純輸出成約高は72万4500トンで前週の92万
 5300トンを下回る=USDA

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