日経225先物は11時30分時点、前日比60円安の4万5400円(-0.13%)前後で推移。寄り付きは4万5370円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万5375円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。4万5180円まで下げ幅を広げた後はロングが入り、中盤にかけて4万5520円とプラス圏を回復する場面もみられた。ただし、節目の4万5500円近辺では戻り待ち狙いのショートも意識されやすく、終盤にかけて4万5400円を下回っての推移となった。 米国市場の下落の影響はあるものの、本日は配当権利付き最終日に当たるため、権利取りの動きによりTOPIX型優位の流れとなっている。一方で、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]といった日経平均株価を牽引してきた半導体や人工知能(AI)関連には利益確定という形でのリバランスの動きとなった。26日の米国では8月の個人消費支出(PCE)の発表が予定されていることもあり、いったんは利食いを入れておきたいところでもあろう。ただし、押し目待ち狙いの買い意欲は強く、底堅さが目立ってくるようだと、ショーカバーを誘う可能性はありそうだ。 NT倍率は先物中心限月で14.30倍に低下した。一時14.28倍をつけており、ボリンジャーバンドの+1σ(14.26倍)に接近してきた。権利付き最終日による需給面での影響はあるものの、来週のイベント通過後をにらんだ動きも意識されそうであり、+1σまでの調整を経て、リバランスの動きが入るかが注目されよう。 株探ニュース
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